サステナブルなイギリスの大学、クランフィールド大学で学ぶ

クランフィールド大学は、宇宙飛行、ディフェンス、セキュリティ、製造、環境などの分野で国際的に非常に高い評価を受けるイギリスの大学です。

今回は、大学が力をいれるサステナブル分野について、ご紹介します。

クランフィールド大学は、農業食品、エネルギー、環境、設計、水分野における次世代の優れた科学者、エンジニア、マネージャーの教育に取り組んでおり、持続可能な地球のための解決策を提供するスキルと専門知識を身に付けたい学生にとって理想的な大学です。

地球の未来を守るためサステナブルな解決策が不可欠であることは周知の事実です。

カレン・ホルフォード教授（CBE FREng - 最高経営責任者兼副総長）は、次のように述べています。「SDG協定への署名は、クランフィールド大学が政府、企業、そしてより広い社会に学術的専門知識、業界の洞察、新しい技術開発をもたらすことに継続的に注力していることを明確に示しています。また、私たちの教育も大きな影響力を持っています。私たちは、地球規模の課題の解決策を見つける上で影響力を持つ未来のリーダーを育成しています。」

環境に優しい地球を実現するために、これらの目標は大学の教育と研究の中心にあります。クランフィールド大学の学生、学者、研究者は、毎日、業界、企業、政府と協力して実用的な解決策を発案・提供しています。（参考：Sustainability at Cranfield）

また、持続可能な「Sustainable Development Goals Accord（SDG協定）」に署名することで、持続可能性と環境責任への継続的な取り組みの姿勢を示しています。

2030 Agenda for Sustainable Development  - 17の「持続可能な開発目標 (SDGs)」について

2015年に国連加盟国は「2030 Agenda for Sustainable Development」を採択しました。その中心にあるのが17の「持続可能な開発目標 (SDGs)」です。この目標は、土地とその生態系の保全、海洋と樹木の保護など、気候変動に取り組むために緊急に行うべきことを掲げています。また、すべての人に清潔な飲料水と衛生設備を提供し、持続可能で環境に良くかつ手頃な価格のエネルギーを確保し、世界の飢餓を終わらせるための解決策を実施することも求められています。これは、持続可能な開発のためのグローバルパートナーシップを構築する上で最も包括的な行動計画の1つです。

以下では、クランフィールド大学のサステナビリティへの取り組みと、留学生がどのような学びを実現できるかをご紹介します。

世界的な課題に取り組むクランフィールド大学の専門大学院コース

クランフィールド大学は、環境保護と持続可能な発展に強いコミットメントを持ち、最新の研究と教育を通じてこれを推進しています。留学生は、環境技術や持続可能なビジネスモデルを学ぶための多彩なプログラムに参加できます。

大学では、農業食品、エネルギー、環境、デザイン、水に関する専門修士課程を提供しています。これらのコースは、商業および非営利組織の代表者で構成される業界諮問委員会と共同で開発され、コース内容を雇用主や業界のニーズに合わせています。業界主導の実践的な学習アプローチにより、学生は在学中に自信と専門スキルを身につけ、卒業後には世界市場で非常に求められる専門家になります。

フルタイムやパートタイムでの在籍、または短期コースの選択など、学生に柔軟な学習機会が提供されています。

応用バイオインフォマティクスの学生であるSamakshさんは、「このプログラムは業界とのつながりとコラボレーションに重点を置いており、実際の経験を積むことで学業の成長とキャリアアップに大きく貢献しました」と説明しています。

クランフィールド大学がサステナブルキャンパスである3つの理由

クランフィールド大学は、卓越した教育と研究により国際的な評価を受けています。大学は、最新のQS世界大学ランキングで世界トップクラスにランクインしており、特に工学、機械、航空、製造分野で高く評価されています。以下では、クランフィールド大学の持続可能な取り組みと留学生がどのように学びを実現できるかについて詳しくご紹介します。大学は、独自の空港や水処理施設、植物栽培施設などを備え、持続可能な未来に向けた研究と教育を推進しています。これにより、学生は最先端の施設で実践的なスキルを磨き、環境問題に対する意識を高める機会を得られます。

世界的な評判と研究の卓越性

クランフィールド大学は、最新の QS 世界大学ランキングで世界トップクラスの大学にランクインしたことを誇りに思っています。工学 - 機械、航空、製造分野では、世界第 27 位にランクされ、「Employer（雇用者）」と「Academic Reputation（学術的評判）」のカテゴリーでで最高得点を獲得しています。

クランフィールド大学の最高経営責任者兼副総長であるカレン・ホルフォード教授（CBE FREng）は、次のように述べています。「持続可能な未来を実現するために、私たちは時代の大きな課題に取り組んでおり、これらのことからクランフィールド大学の卓越性は世界中で認められています。私たちは学生に世界クラスの学習体験を提供しており、ランキングの結果が大学の応用研究と革新的な教育の質を証明すしています。」

また、クランフィールド大学は研究の拠点であり、研究優秀性フレームワークでは大学の研究の88％が世界をリードまたは国際的に優れていると評価されています。

環境に優しい技術を市場に投入

クランフィールド大学は独自の空港を所有し、それを運営している世界でも数少ない大学の1つです。また、独自の水処理施設、植物栽培施設、環境分析施設、波タンク、新しいHyPERプロジェクトなど、大規模な施設も備えています。施設の多くは業界基準を満たしており、イギリスがSDGsへの解決策を提供するための最前線のリソースとして機能しています。

Abdulazizさんは次のように説明しています。「大学には本当に素晴らしい研究室があります。ウェーブシミュレーターがあり、訪問可能な太陽光発電所があります。キャンパスの本当に素晴らしい点は、ここに空港があるため、飛行機の離着陸を見ることができることです。」

キャンパスでの持続可能性

クランフィールド大学の研究と教育、キャンパスと日常業務には持続可能性が貫かれています。高等教育における持続可能性に関する年次調査では、クランフィールド大学は 151校中 40位にランクされています。この調査の結果からわかるように、クランフィールド大学は環境と倫理面での実績においてイギリスで上位 30% に入っています。

イングランドの田園地帯に位置するクランフィールドキャンパスでは、学生は野生動物の散歩や観察、持続可能なガーデニング、食料の栽培と保全などのアクティビティを体験できます。また、Green Teamに参加することで、学生は環境問題への意識を高め、大学のキャンパス内外で持続可能な環境を維持することに貢献する機会を得ることができます。「Cranfield University Targets 2030」について詳しくはこちらからご覧ください。

クランフィールド大学で学び、農業食品、エネルギー、環境、デザイン、水分野に持続可能な解決策を提供し、SDGsの達成に貢献していくためには？詳しくはこちらからご覧ください。

クランフィールド大学で学ぶ

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