イギリス南西部に位置し、豊かな自然や伝統文化で知られるウェールズはイギリスで人気の留学先の一つです。ウェールズの大学は質の高い教育と研究、そして将来のキャリアにつながる世界の一流企業との強固なネットワークで知られ、優れた教育環境を備えています。またウェールズはロンドンなどイギリスの大都市と比べて物価や家賃が安く、手頃な費用で大学留学生活を送れるのも留学生にとっての大きなメリットです。
今年 Ucasのデータによって 2022~2023年のウェールズの大学進学希望者が過去最多の記録的な数であったことが判明しました!2021年から22年にかけてウェールズの大学への出願数は3.7%増加し、総合で82,060人、またウェールズからは23,500人が進学を目指しています。この増加率はイギリス全土で最も高く、その中では留学生 約12,500人もウェールズへの留学を希望しています。ウェールズ大学のディレクター、Amanda Wilkinsonさんは “この結果がウェールズの大学による素晴らしいオファーや、全ての学生が受けられる温かい歓迎、そして充実した学生体験を反映しています。” と述べています。今後ウェールズの大学への志願者数は年間約70万人から、さらに四年間で百万人以上に増える見込みです。
このように 近年注目度もアップし、人気の高いウェールズ一流大学にぜひ留学しましょう。今回はウェールズへの留学にご興味をお持ちの方に、最新のウェールズトップ大学ランキングと、ウェールズの大学に留学された方達の留学体験談をお届けします!
最新【ウェールズ】の大学への出願数が記録的な数に!今人気のウェールズトップ大学ランキング&ウェールズ留学生の体験談をご紹介します
【2022年度、ウェールズの大学ランキング】
1. カーディフ大学 (Cardiff University)
1883年設立のウェールズの首都カーディフに位置するカーディフ大学 (Cardiff University)はウェールズの学生に最も人気のある進学先の1つです。優れた教育と研究で知られるカーディフ大学は世界ランキングでも好評価であり、QS世界大学ランキングでもトップ200にランクイン。カーディフ大学の学部・大学院レベルでは300以上のプログラムを提供し、最先端の施設で学ぶことが出来ます。
2. スウォンジー大学 (Swansea University)
南ウェールズに緑豊かなキャンパスを持つスウォンジー大学 (Swansea University)は、全国学生調査 (NSS)で常にトップ10にランクインする、学生満足度が高い大学です。また2022年度のガーディアン大学ガイドのイギリス国内大学ランキングでも24位に。歴史的にはスウォンジー大学のサイエンス系学部に高評価を受けていますが、近年人文学部も国際的に高い評判を得ています。
3. バンガー大学(Bangor University)
1884年設立の歴史あるバンガー大学(Bangor University)は 北ウェールズの海岸沿いに位置し、国内外で評価の高いトップクラスの教育を提供しています。バンガー大学は学生の経験に焦点を当てており、最新の全国学生調査(NSS)の学生満足度では、イギリス国内トップ20にランクイン。また就職率が高いことでも知られています。
4. アベリストウィス大学(Aberystwyth University)
1872年創立のウェールズ初の大学、アベリストウィス大学(Aberystwyth University)は、各専門分野の最前線に立つ研究者たちによる優れた教育と画期的な研究で国際的な評判を築いています。また学位コースの一貫として1年間のインターンシップを学生全員に提供しているイギリス唯一の大学であり、平均に比べ高い就職率を誇っています。
5. カーディフ・メトロポリタン大学(Cardiff Metropolitan University)
カーディフ・メトロポリタン大学(Cardiff Metropolitan University)はウェールズの首都、カーディフに3つのキャンパスがあり、ウェールズで新しく設立した大学の中で数回に渡って 近代的な大学のトップに選ばれています。カーディフ・メトロポリタンでは優れた教育を提供し、学習環境や学生へのサポートも充実しています。
6. サウス・ウェールズ大学(University of South Wales、USW)
サウス・ウェールズ大学(University of South Wales、USW)は、ウェールズの首都カーディフとポンティプリッド、そしてニューポートに3つのキャンパスを持つ、ウェールズ最大規模の大学です。専門機関や企業との100以上に及ぶパートナーシップで有名であり、学生が貴重な体験をして必要なスキルを身につけることに焦点を当てています。
次にトップレベルの大学が揃ったウェールズの大学で、実際にどのような学生経験ができるのか知りたいという方に向けて、スウォンジー大学、アベリストウィス大学 、カーディフ大学、そしてバンガー大学に留学した方々の体験談をお届けします。
【ウェールズ留学:留学生の体験談をご紹介します!】
1.【スウォンジー大学:サイトウ マリエさん】
古代エジプト文化・修士課程(MA)コース卒業
- なぜスウォンジー大学に留学したのですか?
私は古代エジプトと東地中海世界との外交関係について研究しており、その分野を専門とする先生がスウォンジー大学でご指導されていたためです。スウォンジー大学はエジプト学が有名であり、古代エジプトの美術品を展示する博物館もあります。更にロンドンに比べ学費や寮費が安く、海や森林など自然環境に恵まれており、勉強の合間にリフレッシュするにも最適の環境でした。
- コースについてまたその中で好きなことを教えてください
中エジプト語の授業が好きでした。古代エジプト語の文法を学ぶ授業で、私を含めて生徒は3人でした。少人数だったので、丁寧にじっくり指導を受けることができました。毎回テキストの練習問題の訳を発表するのですが、先生が「わからなくなるのが大事だよ」と伝えていたのが印象的です。最初はその言葉の意図がわからなかったのですが、後で「わからなくなることは、なぜこのような訳をするのか自分で理由を考えて文法を理解するきっかけになるからだ」と思いました。単にテキストにある文法を暗記するのでなく、自分の頭で考えて自分なりの見解を持つ。予習やテストは大変でしたが、みんなと協力して楽しく授業に取り組めました。
- スウォンジー大学での授業はどのようなものですか?
プレセッショナルコースと修士課程コースのどちらも、先生達が熱心に授業をされます。授業はハードでしたが内容は濃く、1人1人の生徒のレベルに合わせて丁寧に指導されていました。そして、先生も生徒も一緒に頑張っていこう!という雰囲気で楽しかったです。インセッショナルコースもあり、英語を母国語としない留学生のサポートが手厚かったと思います。英語に自信が無くても、やる気があれば個々のチャレンジをサポートしてくれる環境が整っていると思いました。
- キャンパスの一番好きなところは何ですか? 好きな場所やお気に入りの場所はありますか?
図書館です。大学院生専用のP Cスペースもありました。夏休みは学生がほとんど来ないので、貸切に近い状態で集中して論文執筆の取り組むことができました。日本で今まで手に入らなかった海外の研究文献もたくさん所蔵されており、研究には最適な環境でした。
お気に入りの場所は、大学の目の前にある広大なビーチや、隣接しているシングルトン・パークです。勉強後は、よくビーチや公園に行って気分転換していました。
- 学生生活に慣れた感想はありますか?
友達ができたことで学生生活に慣れていきました。プレセッショナルコースの友達とは英語が上手く通じない悩みを共有することができ、ストレスを溜めすぎずに過ごすことができました。また、フラットメイトが大学院生だったので、大学院の授業の大変さも共感することができました。友達ができたことも、大学院を卒業できたことに繋がったと思います!
- 大学での勉強以外で何をすることが好きですか?
散歩することです。散歩は小さな発見があって楽しいし、気持ちをリセットできます。勉強で心身どっと疲れた後、近くのビーチまで歩いて夕日を見てぼーっとするのが日課でした。犬を連れて散歩している家族がいたり、天気の良い日には日光浴している人達がいたり。みんなそれぞれのペースで過ごしているのを見ているとほのぼのできました。スウォンジの市街地から少し離れたガワー(Gower)もあり、大自然の中でリフレッシュするのに最高の場所です。
- 今までスウォンジー大学での印象的な思い出を教えてください
色んな国の人と繋がれたことです。自国の文化や政治を話し合ったのが一番盛り上がりました。例えば日本のアニメや漫画を好きな方が多く、とてもうれしい気持ちになるとともに、日本ってすごいなあ!と改めて思い、日本をもっと好きになりました。一方で、政治に対する意識は海外の人の方が高く自分の意見まで持っているので、大きな課題だと思いました。留学すると「世界の中の日本」という視点で日本の将来を考える姿勢が身につくとともに、一緒に世の中を良くするためにどうしたら良いか考える人のネットワークが世界中にできることが大きな利点だと思います。
- 一番苦労したことは何ですか?
英語です。授業が始まった頃は、作成したエッセイで意味がわからない箇所があると先生に言われショックでした。また、発表の時も英語が上手く伝わらない時があり不安でした。しかし、諦めずにインセッショナルコースを受けたり、同じ学科のネイティブの友達にエッセイや論文の英文法をチェックしてもらったりすることで、最終的には伝わる英語が書けるようになっていきました。粘り強く取り組めば英語力は伸びるのだと実感しました。
- 大学での友達作りはどうでしたか?
オンラインの授業がメインでしたが、メールやS N Sを通じて友達を作ることができました。学科の人達と食事会をしたり、プレセッショナルコースの友達と一緒にブレコンビーコンズ国立公園に登山に行ったりしました。寮のフラットメイトとはキッチンでよく会っていたので、たまにビーチに散歩に行ったりランチを食べに行ったりしました。自分から働きかけることで、色んな国の友達と繋がることができました。
- スウォンジー大学の好きなところは何ですか?
学生へのサポートがしっかりされているところです。学生生活の中で、わからないことを大学にたくさん質問しましたが、どの質問に対しても丁寧に答えてくれました。また、大学の学生寮に滞在していた際も、部屋やキッチンの修理及びトラブルなど放置せずに対応してもらいました。学生に対してフレンドリーで明るく親切な職員が多かったです。
- イギリスの教育制度は母国とではどのような違いがありますか?
アウトプットの活動がメインなところです。予め授業準備をし、話し合い活動に取り組みます。課題もエッセイが中心です。海外の学生は自分の意見を持っているし、プレゼンテーションがとても上手です。日本人はどちらかというと苦手な分野だと感じます。これからの日本は海外の人と協働する社会になると思うので、プレゼン能力は必須だと思います。海外の学生のレベルを知り、アウトプットの能力を磨く上でも、イギリス留学には大きな意味があると思います。
2. 【アベリストウィス大学:スズキ モモカさん】
BScツーリズム・マネジメント / マーケティング・学士課程コース、2021年入学
- アベリストウィスやアベリストウィス大学の好きなところは何ですか?
“アベリストウィスの雰囲気と人々が大好きです。アベリストウィスは小さな学生の街なので、ここの人たちは学生にフレンドリーで優しいです。またこの町は海の近くにあるので、海辺からの美しい景色、特にサンセット(夕暮れ時の景色)がとても好きです。自然が好きな方にはぴったりな場所です。”
- コースを通じて一番楽しかったことは何ですか?
“私が所属していたモジュールの週1回のセミナーでは、先生がテーマに関するあらゆることを質問していました。その度に緊張しましたが、自分の意見を人に伝えることができるようになりました。”
- アベリストウィスではクラブやサークル活動に参加しましたか?
“学校の課題や新しい場所での生活のストレス発散としてスポーツを楽しむため、キックボクシングのクラブに参加しました。そのおかげで、コミュニティを広げ、多くの人々と交流を深めることができました。素晴らしい経験になるので、興味のあるクラブや団体に参加することをおすすめします。”
- アベリストウィス大学への進学を考えている人へのアドバイスはありますか?
“新しい生活とそこでの時間を楽しんでください!アベリストウィスには日本人留学生が少ないので、ほとんどの人が体験したことのないユニークな経験ができ、一生の思い出になると思います。”
3. 【カーディフ大学:エリナさん】
国際経営・学士課程コース
“私が在籍しているカーディフ大学は、ハイレベルなグローバルに通用する知識を、少人数の授業で得ることができ、多くのグループディスカッション、ケーススタディを通して、実社会でも役立つ知識を身につけることができます。また、わからない部分や教師の意見を聞きたい場合には、授業後の話し合い、メールのやり取りなどを通して、国際的に活躍している博士、教授からアドバイスや経験、また、実際に取り組んでいるプロジェクトについてなどを詳しく習うことができます。親身になって対応して頂き、私もよく教師陣と会話をしています
私の専攻では、ケーススタディのレポートから個人で書く学術的な論文、試験など、課題は多岐にわたりますが、その中でも特に触れたいのがグループワークです。3〜5人で一組になり、一つの課題に対して取り組むのがグループワークですが、文化の違いや考え方の違い、グループ内でのコミュニケーションなど、様々乗り越える壁があり、とても大変な課題と言えます。しかし、少人数のグループで調和を保ち、一つのプロジェクトを成し遂げるという経験は有意義なもので、また、リーダーシップなどの国際人材に必要とされるスキルを磨くきっかけにもなります。 “
4. 【バンガー大学:カワムラ マユさん】
社会政策と歴史・学士課程コース、2年生
“バンガー大学の講師の方々は皆、とても協力的で支えてくださいます。学業にとどまらず、個人的な悩みも一緒に考慮していただき、課題量も相談しながらサポートしていただきました。また、課題も細かくフィードバックしてくださり、ステップアップのためのサポートをしてくださいます。社会政策については、8割の学生がコースに満足し、将来のキャリアにとって有意義であると感じているようです。
1年生の時は、インターンシップやボランティアの機会もなく、どのようにすればコースになじめるのかが分からず、将来が不安でたまりませんでした。しかし、今ではコースにも慣れ、将来のキャリアにつながる機会もあるので、かなり自信がつきました。また、講師やチューターの方々は皆さん協力的で、私の成長を感じてくれています。バンガーは郊外に位置していますが、留学生の国籍は100カ国以上です。バンガーでは留学生向けのイベントもあり、お互いの文化を尊重し合うところが最も好きなところです“
マリエさん、モモカさん、エリナさん、マユさんありがとうございました!4人の体験談からウェールズでの充実した大学留学生活の様子が伝わって来ます。マリエさん、モモカさん、エリナさん、マユさんに続いてウェールズの大学で将来のキャリアに向けトップレベルの教育を学びませんか。カーディフ大学留学をはじめ、ウェールズへの大学留学について詳しくはSI-UKへ。
イギリス大学の公式出願窓口SI-UK
現在SI-UK・東京オフィスおよび大阪オフィスは、対面の留学コンサルティングやIELTS対策センターの英語レッスンを全面的に再開しております。またご希望に応じてオンラインでの留学カウンセリングもご提供しておりますので、お気軽にSI-UKまでお問合せください。なお対面式のコンサルティングは3日前までに日程の確定をお願いしております。イギリス留学につきましてはSI-UKにお問い合わせの上、初回無料コンサルティングにお越しください。イギリス大学の公式出願窓口として、出願プロセスを丁寧にご案内します。