イギリスやアイルランドへの留学経験が豊富なSI-UKの留学コンサルタント。今回は、シニアコンサルタントの一人に、イギリス南部にあるウィンチェスター大学で過ごした4年間について尋ねました。前編では、イギリスに留学したきっかけやファウンデーションコース、そして大学での3年間の学習についてつづります。
イギリスに留学したきっかけ
次のうち一つでも当てはまる方は、海外留学を進路の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
- やりたいことが見つからない人
- 英語を話せるようになりたい人
- 人とは違う経験がしたい人
- 旅行が好きな人
- 外国人と結婚したい人
私自身、高校時代に進路を決めるうえで念頭に置いたのは、次の2点でした。
- 1度きりの人生だから、人とは違うことをしたい
- 大学でこれといって勉強したい科目がないから、英語で何かを学びたい
その結果、留学を視野に入れましたが、決め手は「英語力がある帰国生が羨ましいから、自分も帰国生になってしまおう」という思いでした。英語が話せれば就職の幅も広がりますし、社会人になってから必死で英会話や英語のプレゼンテーションの練習をするよりも効率的だとも考えました。
ただ、通常、海外の大学へ進学するということは、英語で専門分野を学ぶこと。英語そのものを勉強するのではありません。そんなことも知らずに、「英語が話せるようになりたい」という理由で、高校を卒業後、学校と提携関係にあるイギリスのウィンチェスター大学へ留学することを決意しました。
留学1年目:ウィンチェスター大学のファウンデーションコースに在籍
ウィンチェスター大学での1年目は、世界中から来た留学生と共に、英語と専門科目の基礎を勉強しました。私が在籍していた時には、カザフスタン、トルクメニスタン、ネパール、中国、香港、ブラジル、オマーンなどから来た学生がおり、とてもインターナショナルな雰囲気でした。
ファウンデーションコースの授業では、大学に入ってから活かせる専門知識を学ぶだけでなく、エッセイを何本も提出したり、プレゼンテーションの練習をしたりするため、英語力の面でも自信をつけることができました。特に、韓国やブルネイからの留学生も参加した基礎英語の授業では、イギリス英語だけでなく、各国特有の訛りに触れるチャンスがあり、英語を聞き取る力が鍛えられたと思います。また、IELTSという留学生には欠かせない英語試験の対策も授業中に行いました。
留学2~4年目:ウィンチェスター大学の学士課程で経営学を学ぶ
ファウンデーションコースを修了した翌年、晴れてウィンチェスター大学の1年生になりました。渡英時は、恥ずかしながら勉強したいことが見つからなかった私ですが、ファウンデーションコース在籍中にグローバリゼーションとビジネスの関係に興味を持ち、大学では経営学を専攻することにしました。専攻を決める際は、すでに学士課程に進学した先輩方から話を聞くことができたので、自分に合ったコースをスムーズに見つけられましたね。また、図書館や教室などキャンパスの一部をすでに使用していたこともあり、学部に入ってからの授業の様子が事前に分かっていたのもよかったです。
イギリスの大学の時間割は、日本の大学とはまったく違います。日本の大学では1年目にさまざまな科目を勉強しなければいけないのに対し、イギリスの大学では専門科目のみを学びます。ウィンチェスター大学では、1学期に4科目×3時間の授業しかありません。学部によっても違いますが、私が専攻していた経営学では、1時間のレクチャーを大教室で受けた後、3クラスに分かれ、20人ほどの少人数で2時間のセミナーに参加します。セミナーは発言することを求められるため、最初は苦労しましたが、先生に質問しやすく、クラスメートとも話をしやすい環境なので、周囲ともすぐに打ち解けることができ、課題もこなせました。
なお、ウィンチェスター大学は、イギリスの中でも留学生が少ない大学です。クラスの9割がイギリス人で、授業も通常スピードのネイティブ英語で行われるため、慣れることはなかなかに大変ですが、頑張った分、自信はとてもつきます。
ウィンチェスター大学について
1840年創立のウィンチェスター大学は、教育の質と学生の満足度の高さで有名。英タイムズ紙&サンデー・タイムズ紙の2016年度Good University Guideでは、教育の質のカテゴリーで国内第10位、2015年の全国学生調査では、大学の満足度ランキングにおいて第4位に輝いた実績を誇っています。
学部としては、教育学やメディア&コミュニケーション、考古学、英文学、ソーシャルワークなどが高い評価を受けています。また、イベントマネジメント、舞台芸術、スポーツ学などの専攻も、学生の満足度が非常に高いことで有名です。
後編では、ウィンチェスター大学でのサークル活動やウィンチェスターでの生活について、そしてイギリスの大学で得られたことについてつづります。お楽しみに!
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