もうすぐクリスマスですね!それにちなんで、今日はクリスマスツリーのてっぺんにある星のお話です。キリスト誕生のお話で、“ベツレヘムの星”の啓示に導かれて 占星術の3人の学者たちが東の方からエルサレムに来て キリストのお祝いに訪れた という有名な一説があります。
クリスマスツリーの一番上にある星は この“星”だと言われています。
今回セントアンドリュース大学の物理学&天文学の学校Aleks Scholz博士と大学天文台のディレクターは、このお話における“星”を検証しました。
何年もの間、ベツレヘムの星が、実際に天体だと 仮説を立てている天文学者は、天体物理学の説明が可能だといっています。そうすると、彼らはその星とみなした正しい天体を見つけ出して、占星術の3人の学者たちがキリストを探すような 納得できる説を立てなければいけません。
2千年前、天文学と占星術は1つのものでした。
このベツレヘムの星がどんなものなのかと言う説にはいくつかあり、一つは ハレー彗星でイエスの誕生日の数年前、紀元前12世紀に存在し、運命の前触れとみなされました。
またこの星は、実際には 新星、超新星などの新しい星であると仮定されています。しかし残念ながらこの時期に 超新星があったという記録が残っていません。
今では、一番ベツレヘムの星に近いであろうと思われている説は、ちょうどこの時期に有名な惑星同士の大接近があり、その3つの惑星が見えたのだと言われているお話です。
この説が正しいなら、クリスマスツリーから彗星のような星を取って、3つの惑星に置き換えるべきかもしれませんね。
セント・アンドリューズ大学天文台は、天文学的研究、教育、その普及を組み合わせた天文学グループであり、英国で最大規模の光学望遠鏡であるジェームスグレゴリー望遠鏡の本拠地です。
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