IELTSリスニング対策を学ぶのは、IELTS対策のライティングやスピーキングより得意な分野だと思われる方も多いのではないでしょうか。しかしIELTSリスニングテストは、英語圏の様々な国の発音が含まれ、問題の音声再生は1回のみなので、聞き取りにくいこともあります。IELTSリスニングのコツを学ぶと、IELTS試験でのケアレスミスが少なくなり、さらに効果的なスコアアップに繋がります。
今回のIELTS対策ブログはSI-UKのIELTS対策に精通したネイティブ講師による“IELTS攻略法シリーズ”第10回、IELTS対策:リスニングテストと電話番号を聞き取るヒントをご紹介します!
IELTS対策:リスニングテストで電話番号を聞き取るコツ
最近、SI-UKでは、日本の名門大学で学ぶ学生10名を対象にIELTSリスニングテストを実施しました。全体的に彼らの成績はとても良かったのですが、何人かが同じ様な間違いをしたことに気がつきました。
IELTSリスニングテストは様々なタイプの問題があり、正しい答えで空欄を埋める“Note Completion”と呼ばれる問題のタイプがその一つです。このような質問は多くの場合、リスニングテストの最初のセクションで出題され、会話 (多くの場合は電話) の中で話し手の1人が取ったメモの内容を聞き取る穴埋め問題です。
例えば、次のように問題が出されます。
- Name: James ____1____
- Address: 35 ____2____, Boverton
- Phone: ________3______
通常はこのような質問が6~10問ほど出題されていて、受験者は空欄になっている部分を穴埋めします。この例では、1) が名前の苗字、2) は住所の通りの名前で、3) は電話番号であることがわかります。私が採点していた受験者の中に何人か、電話番号を聞き取る部分で同じ間違いをした人がいたのを見て、このスタディガイドでそのいくつかのポイントをクリアにしたいと思いました。
1. 電話番号に文字は使用しない
何人かの受験者は電話番号の空欄で下記のように書きました。
“R9R W2W4 7890”
しかし、この会話がイギリスでされていたとしても電話番号システムは国際的なので、電話番号に文字を使用している国はありませんよね。ここでは2つのミスがあるので、今からご説明しましょう。
2. 0(ゼロ)とO(オー)
英語圏の国では、数字の「0(ゼロ)」を読むときに 「O(オー)」というのが一般的です。知らなければ、リスニングで混乱するかもしれませんが、知っていれば簡単ですね。「O(オー)」 の文字は「0(ゼロ)」 とほとんど同じように見えますが、「O(オー)」は「0(ゼロ)」 と言うよりも速く発音することができるのでよく使われます。また受験者の中で話し手のアクセントのせいか、 「AR (R)」と言っているように聞こえた人もいたようです。
もちろん、英語のネイティブが常に 「0」を「O(オー)」というわけではなく、 「0(ゼロ)」 と言っている時もあれば、もっとまれに「nought(イギリス英語でゼロ)」と言っていることも。IELTSリスニングテストでは、こういった言葉にも備えておく必要があります。
3.「Double」と「W(Double You)」
現代英語で 「W」 という文字は 「Double U」 と発音されます。これは、アングロ・サクソンの時代 (1000~1500年前) には、この文字が 「uu」 のように二つの連続した 「U」 として書かれていたからです。時が経つにつれて文字の形も変わり、今使われている「W」は2つの 「V」 がつながったように見えます。
私が日本で高校教師をしていたとき、“T,U,V,W,X, Y, Z”は、“Tee, You, Vee, Double, Ex, Why, Zee”のように、多くの「W(Double You)」の発音が、「You」の部分を省略して発音されていることに気付きました。しかし「W」を「Double」と発音してしまうと、聞き取るときに問題が起こってしまいます。なぜなら「Double」はすでに「2」 を意味しているからです。例えば、下記のように同じ文字を2つ含む名前のスペルを相手に伝えるときは、 「Double」が使えます。
例:“Nuttall”(正しいスペル)
:“Nuwtawl”(間違ったスペル)
“Nuttall”(正しいスペル)を相手に伝える時には “N-U-Double T-A-Double L” と言います。それなので、「Double」を「W」と発音した場合は、“Nuwtawl”(間違ったスペル)のように間違って記述されてしまいます。また今回IELTS試験を受けた大学生の場合は、IELTSリスニングテストで話し手が「Double 2 double 4”」というのを聞いた時に、混乱して「W 2 W 4」と書いてしまいました。
話し手が「Double YOU」 と発音したときは「W」であり、電話番号などで「DOUBLE」 と聞いたときには、それに続く文字は2回書く必要があります。またテストでは「triple」 や 「treble」 などの言葉も聞くかもしれません。この時は次に続く文字を3回書く必要があります。
「W」 と言う場合は、 「YOU」 の部分を言うことがとても大切です。省略して発音し、混乱を招かないようにしましょう。このように数字を正確に書くことが、IELTSテストや生活の中で重要になることがありますので、しっかり聞き分られるよう練習しましょう。グッドラック!
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