ロンドン中心部にキャンパスを構える人気大学キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)。今回は、2017年秋よりKCLの修士課程コースに在籍している日本人留学生の体験記をお届けします。KCLへ出願予定の方、デジタル分野での留学をお考えの方にぜひ読んでほしい体験記、後編ではKCLでの留学生活についてつづっています。
★キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)修士課程留学体験記の前編はこちら。
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次に、私のKCLでの生活についてお話しします。渡英したのは2017年の7月末です。8月の初旬から5週間のPre-sessional English Courseを受講しました。KCLからのUnconditional offer(無条件合格通知)をもらっていたのですが、アカデミック英語に不安を覚えたので履修しました(特に文系の皆さんは、書き物に苦労されると思うので、受講するのをおすすめします!)。
大学院の授業は9月の中旬から始まりました。私が個人的に気に入っているのは、キングスはさまざまな学部を持つ総合大学で(慶応や早稲田のようなイメージでしょうか)、学部によって雰囲気やカルチャー、学生のカラーなどが異なる点です。たとえば、私が学んでいるDigital Humanities学部では、デジタルマーケティングやジャーナリズムに興味のある学生が多いのですが、サークル活動や寮生活を通じて、他の分野を専門とする学生と交流を深めることも可能です。 ロースクールやビジネススクールなどで学ぶ学生と交流することで、新たな刺激を日々受けています。
私が感じる日本の大学との違いは、求められる自主性のレベルです 。たとえば、私が履修している授業の成績は、学期末に提出するエッセイに100%かかっています。授業で学んだことは知っていて当然で、それらの学説を用いて説得力のある独自の議論を導き出すことが求められます。つまり、「知っている」だけでは良い成績はもらえないのです。
以上、主観的ではありますが、少しでもキングス・カレッジ・ロンドン留学生活のイメージが伝われば幸いです。質問などがあれば、ぜひ大学や講師に「自主的に」質問してみてください。皆さんの成功をお祈りします。
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KCLとは
1829年に設立された、イングランドで4番目に歴史の古い大学。卒業生や元教授、現教授を含めて、これまでにノーベル賞受賞者を12人輩出している名門校です。また、英教育情報誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が発表した2016/2017年度世界大学ランキングでは、イギリス国内7位にランクイン。ビジネスやマネジメント、法律、医学、教育、音楽などの分野で特に有名です。5つのキャンパスはすべてロンドンの中心部にあり、アクセスも抜群です。
MA Digital Culture & Societyとは
デジタルテクノロジーが、現代カルチャーにもたらす影響を研究する修士課程コース。芸術やテレコミュニケーション、インフォメーションテクノロジーに加え、哲学や法律、教育分野との関連性を学び、分析します。
学生は、Humanities、Law、Physical Sciences & Engineering、Social Science & Public Policyの学部のコースを受講し、2学期目には論文執筆に取り組みます。
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