IELTSスピーキングテストは自己紹介とインタビュー、スピーチ、ディスカッションといった3つのパートで構成され、試験官と対面でテストが進められます。しかし、試験官と1対1のスピーキングテストでは、緊張していつものように質問がよく理解できない、または質問の語彙がわからないと言うこともあるかもしれません。そんな時に慌てず、どんなフレーズを使って対処するとスムーズに試験を進めることができるのでしょうか。
今回もSI-UK・対策センターのIELTS対策指導の経験豊富なネイティブ講師によるIELTS攻略法シリーズ第9回、IELTS対策:IELTSスピーキングテストで質問が理解できない時のために役立つヒントをお届けします!
IELTS対策:スピーキングテストで質問が理解できない時のために役立つヒントとは?
SI-UK IELTS対策センター東京校では、IELTSのスピーキング対策として練習をたくさん行っていますが、生徒が、IELTSスピーキングで出題される質問を誤解する(または理解できない)ことがよくあります。IELTS試験は、難しい単語や専門的な語彙を使った質問もあり、ネイティブスピーカーでもストレスや緊張を感じたときは理解できないかもしれません。IELTSスピーキングの問題で理解ができなかった時に、尋ねるべき質問は、下記の3つのグループに分けられます。
- 試験官に質問を繰り返してもらうようお願いする。
- 試験官に単語の意味を明確にしてもらえるよう求める。
- 試験官に質問を言い換えてもらえるよう頼む。
それでは上記3つをグループのために、おすすめの表現をこれから学びましょう!
1. 試験官に質問を繰り返してもらう
“Once more!”(もう一度!)は多くの日本の生徒が英語を話している相手にもう一度その言葉を繰り返してもらいたいときに使うフレーズですが、かなり適切ではありません。日本語ではこういった時に、“もう一度お願いします。” と言うことが出来ますが、英語では “Once more!” (もう一度)は命令であり、お願いではないため、相手にとって失礼になってしまうので気をつけましょう。
同じように、“what did you say?”(何て言ったの?)や“say that again!”(もう一度言って!)などのフレーズも攻撃的に聞こえるため、使わないように注意しましょう。その代わりにIELTSスピーキングの試験官に質問を繰り返してほしいときは、以下のフレーズを使うことをおすすめします。
- “I’m sorry, could you repeat the question, please.”(すみませんが、質問を繰り返していただけますか?)
このフレーズによって、相手の質問が聞こえなかったことに対して、謝るとともに、相手に丁寧にお願いするために “could you”(〜していただけますか)を使い、さらに “please”(お願いします)と続けます。これでこのフレーズがとても丁寧になります。このような表現を使いましょう。
2.単語の意味を明確にしてもらう
また1つひとつの単語が理解できない場合は、試験官に別の単語を使ってもらえるように頼むこともあります。“What is mean 「○○○○○」?” (〜とはどういう意味ですか?) 日本の生徒たちはこのような表現を使うことがありますが、これも正しくありません。おそらく“What does「○○○○○」mean?”(〜とはどういう意味ですか?)と言うべきかもしれませんが、これもまた丁寧さが足りません。代わりに下記の表現を使いましょう。
- “I’m sorry. I don’t know what 「○○○○○」means.” (すみませんが、〜の意味がわかりません。)
- または、“I’m sorry. What does 「○○○○○」 mean, please?”( すみませんが、〜とはどういう意味ですか?)
しかし、このような表現では知らない単語を繰り返さなければならないこともありますね。もしそれを回避したいなら、次のフレーズを使うことが出来ます。
- “I’m sorry. I don’t know what that word means.”( すみませんが、その単語の意味がわかりません。)
次に試験管はおそらく“「○○○○○(わからなかった単語)」?”と、聞き返してくれるでしょう。そうすれば、次にしなければならないのは確認することだけです!
3. 質問を言い換えてもらう
IELTSスピーキングテストの質問の中では時々、1つひとつの単語は理解できても、全体的な意味を理解できないことがあるかもしれません。これは、試験官が学術的な方法で質問を表現するときに起こりうるでしょう。この場合は、試験官に質問を言い換えてもらえるように頼まなければならないかもしれません。そんな時の最善の方法は次のように言うことです。
- “I’m sorry. Could you rephrase the question?”( すみませんが、質問を言い換えていただけますか。)
下記の例を見てみましょう。
- 試験官:Could you speculate on upcoming developments within the field of smartphones?
- (スマートフォン分野での今後の開発について推測していただけますか?)
- 受験者:I’m sorry. Could you rephrase the question?
- (すみませんが、質問を言い換えていただけますか。)
- 試験官:Sure. What’s the future of smartphones?
- (いいですよ。スマートフォンの将来はどうですか。)
言い換えられた質問は、思ったよりもずっと簡単なことに気がつくかもしれません。しかし生徒たちに、“でも、こう言ったフレーズを使うとIELTS スピーキングのスコアが下がるのではないですか?”とよく聞かれますが、単純に答えるとその通りです。IELTSテストで出題される質問がよく理解できない場合はスコアが少し低くなることがありますが、1回か2回であれば大きな問題ではありません。先ほど述べたように、テストのようなストレスの多い状況では、ネイティブスピーカーでさえ間違ってしまうかもしれないのです。
ここで重要なポイントは、他に選択の余地がないということです。分からない質問に答えようとすると、スコアを失うだけでなく、多くの時間を失うことになります。したがって質問がよく分からないことに気付いたら、今学んだフレーズの1つを使って先に進みましょう。きっとあなたはスコアを取り戻すことができるでしょう!
いかがでしたか。テストで質問がよくわからなかった時も学んだ表現を使って上手に対応しながら、IELTSスピーキングのスコアを効果的にアップしましょう! IELTSスピーキングは独学が難しいと感じる方の多い分野の一つです。イギリス留学をお考えの方は、SI-UK・IELTS対策センター東京・大阪校でIELTS対策に精通した講師陣に学び、さらにIELTSスピーキングのコツを身につけませんか。
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