イギリス大学留学を目指しているけれど、IELTS試験のスコアがなかなか上がらない、また思ったようなスコアが取れなかったという方は、次のテストに向けてスコアを改善しやすいポイントをしっかり抑えておきたいですね。
今回はIELTSスコアをさらに向上させたいという方に、SI-UK・IELTS対策センターの IELTS対策に精通したネイティブ講師が、GRAスコアを最大限に向上させるためのヒントをご紹介します。
【IELTS攻略法シリーズ:第17回】GRAスコアを最大限にUPさせるヒント!
IELTS受験に向けて、IELTSライティングとスピーキングの評価される基準についてあまり考えていない方が多くいらっしゃいます。しかしこのような基準をしっかり考慮するのは、一人ひとりのIELTSスコアを向上させるために大切なポイントです。今回はIELTSライティングとスピーキングテストで重要となるGRAスコアをどのように向上させることができるのか、見ていきましょう!
【GRAスコアとは?】
以前のスタディガイドでも触れましたが、IELTにおける採点基準の中で、GRAは改善しやすいスコアの1つだと思います。GRAとはGrammatical RangeとAccuracyの略で文法知識とその正確さを採点します。ほとんどの受験者がGRAという言葉を見たときに間違いやすいのが、GRAは文法の略語だと思い込んでしまうことです。そしてあなたが考える“優れた”文法は、“間違えない”ことだと思うかもしれません。しかしIELTS試験で正確さを 測るのと同時に, GRAの基準には文法の“範囲”または多様性も含まれています。
あまりにも多くの IELTSを受験される方がミスしないことに重点を置き、シンプルな文法構造にこだわって、さまざまな時制を使用しようとしないのは自信がなかったり、混乱を招くのではないかと心配しているからでしょう。その結果、”文法の精度は高いけれど多様性が低い”という評価を得ることになり、試験結果はGRAで約5.0スコアしか得られないと予測できます。ですからシンプルな文法構造にこだわらず、もう少し複雑な文法を使ってみて下さい。少し複雑な構造の文法を使おうとして失敗したとしても、複雑な文法の構造を意識していることが評価されるのでGRAスコアが高くなるでしょう。それでは次に、IELTSスピーキング (およびライティング) テストで少なくとも一度は使うべきと思われる時制のいくつかをご紹介します。
1. 現在形
現在形は避けられない時制です。スピーキングで使われる英語の80%はこの時制だと主張する研究者もいます。自分の人生や世界について尋ねられたときは、present simple (現在形)を使わなければなりません。
2. 過去形
これも現在形と同じく、Past Simple(過去形)を使わずに話すのはとても難しいでしょう。present simple (現在形)と合わせると、スピーキングで使われる英語の90%がこの2つの時制で占められますので、この時制も快適に使いこなせるようにしたいですね。しかし、この2つの時制のみを使うべきではないので、以下にもう少し複雑なものをご紹介します。
3. 現在完了形
自分が経験したことについて話したり、何かがどのくらい続いているか、また最近の出来事について話す必要があるときは、Present perfect(現在完了形)を使うことをためらわないでください。動詞の過去分詞形を覚える必要がありますが、これでスコアを向上させられるでしょう。
4. 未来形
IELTS試験の中で未来について話すことが必要な時もあるので、ぜひ将来について話す努力をしましょう。WillやBe going to、現在形 による未来の表現 、現在進行形による未来の表現、の正しい使い方についてしっかり学びましょう。少しわかりにくいという方もいらっしゃるかもしれませんが、その複雑さによって、より高いスコアを期待できます。
5. 比較
IELTS の試験では何かを比較する機会がとても多く、その方法もたくさんあります。もし試験官が (またはエッセイの質問で)あなたに2つのことを尋ねたり、または類似点や相違点を尋ねたりした場合、それは “比較してください”ということだと考えた方がいいでしょう。また使えるさまざまな比較の文法を使いこなせるように準備しておくと安心です。
6. Conditionals(条件法➡️仮定法)
Conditionalsを使えば、特定の状況でのみ当てはまることについて話すことができます。現実的で可能なことを考える、または不可能なことを想像したり話したりすることも可能です。これらは4つの主なグループに分類されているので、Conditionalsの一部または4つの主なグループすべてを使ってスコアアップを目指しましょう。
IELTS試験の受験者は、過去の良くない思い出や厳しかった先生のせいで、色々な文法を使うことにストレスを感じることも。しかしIELTSテストでは、何もせずに失敗しないよりも、トライして失敗した方が良いことを覚えておいて下さい。英語には“It’s better to have loved and lost, than never to have loved at all”.(愛さなかったよりも、愛して失ってしまった方がましだ)という表現がありますよ。グッドラック!
慣れた文法を使ってしまいがちなIELTSライティングとスピーキングのテストでも、文法の多様性を忘れずにもっと様々な文法を使いこなしたいですね。特にIELTSライティングとスピーキングの分野は独学が難しいと言われています。IELTS対策の学校をお探しの方は自信を持って文法を使いこなすためにも、SI-UKのIELTS対策&EAP(留学準備)、オンライン・対面コースで実践的に学びませんか。
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