留学生に人気の高い専攻科目の一つTESOL。TESOLとは、Teaching English to Speakers of Other Languagesの略であり、英語を母国語としない生徒に英語を教える教授法を指します。TESOL コースは主に英語が公用語とされている国で実施され、TESOL資格は世界中で認められています。TESOLの資格を持つ講師の需要は高く、将来は英語教師として国際的に活躍したい、また英語教育に携わりたいという方におすすめの分野です。今回は英語教育にご興味をお持ちの方に、TESOL資格取得のメリットとオックスフォード・ブルックス大学でTESOL修士課程コースを学ばれた方の留学体験談、そしてイギリスで費用を抑えながら、教育関連プログラムを学べる大学をご紹介します!
SI-UKは皆様のTESOLコースへの出願をサポート致します。先ずはSI-UK東京・大阪にお問い合わせの上、 初回無料コンサルティング をご予約ください。
TESOL資格取得のメリット&イギリスで費用を抑えて教育関連プログラムを学べる大学とは?
TESOL資格とは?
TESOL資格は、認定教育機関のTESOL認定プログラムを修了した受講者に与えられる英語教授資格です。最低120時間を修了することが資格取得のための標準条件です。TESOL資格は通常6~8週間で取得することができ、英語教師としての有給の仕事を探す際に世界中で必須とされています。
【TESOL資格取得のメリット】
1. 世界中で認められているTESOLの資格
ほとんどのインターナショナルスクールや語学学校、および私立の語学教育機関では、TESOLの資格が必須とされています。逆に言うと、この資格を保有していれば、世界中の教育機関で第二言語としての英語を教えることが可能になります。TESOLの修了証書は、優れた英語教育の研修コースを修了したことを示しており、イギリスの大学で英語教育についてより深く学ぶことで、学生を惹きつける活発な学習環境を提供するためのスキルと知識を身に付けていることを、世界中の雇用主に証明することが出来ます。また、コースワークや専門的能力の開発プログラムを提供している、「TESOL International Association」という世界規模のネットワークの一員になることもできます。
2. 素晴らしいキャリアの可能性
TESOLを学ぶと言語教育のキャリアにつながることが最も一般的ですが、英語やその他の外国語教育の需要がある、世界のあらゆる地域で就職のチャンスがあります。言語学、翻訳、通訳に秀でていれば、ビジネス、行政、研究、教育コンサルタント、言語聴覚士、言語療法士など、やりがいのある職業に就くことも可能です。
3. コミュニケーション能力の向上
新しい言語を学ぶことは、コミュニケーション能力の向上に大きな役割を果たします。TESOLコースを受講しながら世界の様々な地域から来た学生と一緒に過ごすことで、自信とプレゼンテーション能力を高めることができます。TESOLで学んだことは、仕事だけでなく個人的にも、人生のさまざまな場面で活用することができます。どの分野であれ、社会人でこのプログラムに参加したい場合、英語の知識があれば会社の他の社員にない強みになります。
4. 貴重な経験を得ることができる
個々の目的のために英語を学ぶ人々の力になることは、非常に有意義な体験であり、加えて自分自身や新しい文化を学ぶことにも貢献します。また、たった数カ月でも海外の国で英語講師として暮らし、違う文化に触れることで、類まれな教育的経験を得ることができます。その経験はより人生を豊かにし、異なる文化や考え方の理解を深められるようにしてくれるでしょう。
このようにTESOLコースで学び、TESOLの資格を取得するのはたくさんのメリットがあります。次にオックスフォード・ブルックス大学 (Oxford Brookes University)で TESOL修士課程コースを学んでいる So Yukari さんの留学体験談をご紹介します!
TESOL MAコースで学んだSo Yukari さんのイギリス留学体験記
- So Yukari さん、日本
- 教育学修士(TESOL)コース
「チューターは、学業だけでなく、ここでの学生生活を最大限に楽しむためのアドバイスもたくさんしてくれます...皆さんは本当に協力的です。ここはもう、私の第二の故郷だと感じています」。
-- 大学を検討する際、イギリス、特にオックスフォード・ブルックスを選んだ理由は何ですか?
英語教授法を学びたいということはすでに決まっていたので、英語を学べる場所で勉強したいと思い、英語発祥地であるイギリスが最適だと思ったからです。オックスフォード・ブルックスを選んだ理由は、正直なところ学費や滞在先などの情報も見ていたのですが、特にオックスフォード・ブルックスのコース概要を見たときに、内容に強く共感したのでそれが選んだ最大の理由です。
-- このコースがあなたの将来をどのように形成していくのか、またどのようなキャリアを考えているのか教えてください。
私は現在教育学を学んでいますが、以前は数字やデータを扱う仕事をしていて教えることとはあまり関係がありませんでした。キャリアを変えるため、教育現場に身を置くためにここへ来ました。この学校で勉強した後は、学校か教育系の会社で教える仕事に就きたいと考えています。世界中どこでもいいのですが、最初の数年間はここにいたいと思っています。卒業すると2年間ビザを延長することができるので、母国以外で働くにはとてもいい機会だと思います。
-- コースで一番楽しんでいることは何ですか?
過去の経験や勉強では、仲間と話したり、他の学生と議論したりする機会はあまりありませんでしたが、ブルックスでは、たくさん話したり、議論したりする必要性に気づきました。自分一人では思いつかないような新しい発見があります。
-- オックスフォード・ブルックスはどうですか?
楽しいです。チューターやスタッフがとてもサポートしてくれることに驚いています。ここに来る前に、彼らとはメールでやり取りをしていたのですが、その時の返信が早かったので、とても好感が持てました。実際に会ってみて、やはりメールでも直接でも熱心にサポートしてくれることがわかり、うれしかったです。一番驚いたのはチューターで、学業だけでなく、ここでの学生生活を最大限に楽しむためのアドバイスをたくさんしてくれました。こうして、Jacariという慈善団体でボランティア活動を始めることになりました。Jacariでは、小学校に通う移民の生徒たちに英語を教えていますが、日本でも教える仕事をしたことがあります。日本では日本人の生徒だけを教えていましたが、ここでは世界中の生徒と接することができ、母国語が違うので大変なことですが、同時に自分の理論を実践することができるので、とてもやりがいがあります。私は教師としてそこにいますが、実際には生徒や学校の環境から多くのことを学んでいます。週に1回、1時間だけボランティア活動をしており、1時間は短いように感じますが、その中で学ぶことはたくさんあります。
-- 新しい環境に慣れ、友人を作るのはどうでしたか?
とても緊張しました。新しい環境に行くと、新しい文化の中に身を置くことになるので、いつも緊張してしまいます。でも到着してみると、フラットメイトは本当にフレンドリーで、いい人たちばかりでしたし、チューターもサポートしてくれました。そのため、「ここなら大丈夫」「いつでも相談できる人がいる」という自信がつきました。
-- 日本とイギリスの教え方を比較するとどうでしょうか?
日本でも大学時代の経験は好きでしたが、先生と生徒の距離感がイギリスよりもずっと離れているように感じます。イギリスでは、チューターは同じチームの仲間という感じで、先生ではなく、一緒に勉強する仲間という感じで、その距離感がとても好きです。
-- オックスフォードに住んでみて感じたことはありますか?
世界で最も安全な国から来た私は、それが心配の一つでした。治安がどうかわからなかったのですが、ここでは本当に安全だと感じています。到着したその日から、ここがすでに学生の街であることが分かり、風景や建築物も気に入っていますし、美しいと思います。東京と比べるととても落ち着いていて、穏やかな感じがします。
-- 大学の宿泊施設に滞在していますか、それとも大学以外の宿泊施設に滞在していますか?
大学の宿泊施設に滞在しています。私はHarcourt Hillで勉強していて、Harcourt Hillキャンパスに住んでいます。ここは本当に静かで、勉強しているときは静かなほうがいいので、とても気に入っています。
-- イギリスのどこかを旅したことがありますか?
ロンドンには何度か行ったことがあります。美術館は無料なのがとても気に入っています。他の多くの場所ではお金を払わなければなりませんが、ここでは無料で行くことができ、それは本当に素晴らしいと思います。アシュモレアンや先日行った自然史博物館では、T-REXの鋳型を見ました!
-- イギリス滞在中に英語は上達しましたか?
私は小さい頃、7歳から14歳までアメリカに住んでいたので、そこで英語を勉強しました。でも14歳で日本に帰ってからも英語力をキープする努力はしました。私はアメリカ英語を話すので、イギリスへ来るのは少し不安でしたし、みんながイギリス英語を話すような環境で生活したことがありませんでした。そのため、リスニングは少し苦手で、相手の言っていることを理解するのに時間がかかることがあります。でも、ここで出会った人たちは、みんな本当にいい人たちばかりです。なので思っていたほど辛くないです。
-- これからブルックスに来る留学生に何かアドバイスはありますか?
私は緊張しやすく新しいことを始める前に、いつもそわそわします。私のような人間は他にもいると思いますが、「ここに来れば、何も心配することはない」と伝えたいと思います。助けを求める人を見つけてくれるし、彼らも助けてくれるし、喜んで助けてくれます。スタッフ、チューター、みんながサポートしてくれます。ここに馴染むのはそれほど難しくなかったし、本当に居心地が良いです。
Yukari さん、ありがとうございました!オックスフォード・ブルックス大学のチューターや仲間からたくさんのサポートを受けながら素晴らしいイギリス留学生活を送っている様子が伝わってきます。Yukari さんに続いて、イギリスでTESOLを学びませんか。それでは イギリス大学のTESOLコースにご興味をお持ちの方へ、手頃な学費で TESOL・教育関連プログラムを提供しているイギリス大学をご紹介します。
【イギリスでTESOLおよび教育関連プログラムを学ぶ】
イギリスの多くの大学が、TESOL、教育学、言語学など、様々な教育分野の科目を提供しています。このようなコースを提供している、イギリスで最も費用が抑えられる大学の一部をご紹介します。
イギリス大学で学べるTESOLおよび教育関連プログラム
【£12,000~£14,000】
1. リバプール・ホープ大学(Liverpool Hope University) 、イングランド北西部
- 期間:12 ヶ月(フルタイム)、
- 学費:年間12,500ポンド(2023/24年度)
2. ウエストミンスター大学(University of Westminster) 、ロンドン
コース:TESOL MA
- 期間:1年間
- 学費:年間14,000ポンド(2023年度)
3. ベッドフォードシャー大学(Bedfordshire University)、イングランド東部
コース:Applied Linguistics TESOL MA (応用言語学 TESOL 修士課程)
- 期間:1年間
- 学費:14,600ポンド(2023/24年度)
【£15,000~£16,000】
1. ティーサイド大学(Teesside University)、イングランド北部
コース:TESOL MA、Education MA (教育学)
- 期間:1年間、
- 学費:15,000ポンド(2023/24年度)
2. グリニッジ大学(University of Greenwich)、ロンドン
コース:Applied Linguistics MA (応用言語学)、Education MA (教育学)
- 期間:1年間(フルタイム)
- 学費:16,300ポンド(2023/24年度)
3. ロンドン・メトロポリタン大学(London Metropolitan University)、ロンドン
- 期間:1年間(フルタイム)
- 学費:16,500ポンド 〜18,150ポンド(2024年度)
【£17,000~£19,000】
1. オックスフォード・ブルックス大学 (Oxford Brookes University) 、イングランド南部
コース:TESOL MA
- 期間:1年間(フルタイム)、
- 学費:15,800ポンド(2023/24年度)
2. バンガー大学 (Bangor University) 、ウェールズ北部
コース:Linguistics MA
- 期間:1年間(フルタイム)
- 学費:17,000ポンド(2023/24年度)
3. スターリング大学 (University of Stirling) 、スコットランド中部
コース:English Language and Linguistics MSc (英語言語学)
- 期間:1年間(フルタイム)
- 学費:17,775ポンド(2023/24年度)
また、日本にいながらにして、イギリスの有名大学の学位が取得できるオンライン通信教育プログラムを提供している大学もあります!より手頃な授業料と柔軟なスケジュールで、ビザや滞在先の手配も不要です。
オンライン通信教育
【£7,000~£10,000】
1. ロンドン・メトロポリタン大学(London Metropolitan University)
コース:English Language Teaching MA (Online) (英語教授法)
- 期間:1年間
- 学費:6,895ポンド(2023/24年度)
コース:Education MA (Online) (教育学)、TESOL MA (Online)
- 期間:2年間(パートタイム)
- 学費:8,950ポンド(2023年度)
3. リーズ・ベケット大学 (Leeds Beckett University)
コース:Education MA (Online) (教育学)
- 期間:1年間
- 学費:7500ポンド(2023/24年度)
このようにイギリスでは現地の大学で学べるTESOLまたは、オンラインのコースも充実しています。ライフスタイルに合わせて、SI-UKのコンサルタントと一緒に一人ひとりの目標に最適なTESOLプログラムを見つけましょう。イギリス大学が提供するTESOLコースに関するお問い合わせは SI-UKへ!
SI-UKは皆様のTESOLコースへの出願をサポート致します。先ずはSI-UK東京・大阪にお問い合わせの上、 初回無料コンサルティング をご予約ください。
イギリス大学留学ならSI-UK
イギリス留学 エージェントSI-UKの東京オフィスおよび大阪オフィスではイギリス大学のトレーニングを受けた経験豊かなコンサルタントがイギリス大学の公式出願窓口として、出願から渡英まで皆様の留学実現に向けてサポート致します。イギリス留学に関するご質問はSI-UKにお問い合わせの上、初回無料コンサルティングへ。対面式のコンサルティングをはじめ、皆様のご要望に応じてオンラインでのコンサルティングも引き続き行っておりますので、お気軽にご相談ください。なお対面でのコンサルティングは3日前までに日程の確定をお願い致します。
FAQ よくある質問
TESOL(テソル、またはティーソル)とは、Teaching English to Speakers of Other Languagesの略です。TESOLは英語が母国語でない人々に向けて英語を指導するために専門の知識とスキルを身につける英語教授法の分野であり、通常イギリス大学では 1年間のフルタイムまたは2年間のパートタイムの修士課程コースとして提供されています。
TESOLで英語教育について学び、TESOL 学位、修士号を取得するのは 国際的に短期間の教師の仕事を探しているのではなく、より長期的なキャリアの構築を目指している方にとって素晴らしい機会です。
TESOLのコースでは、英語を母国語としない生徒に英語を教える準備を整えることが出来ます。TESOL資格のほとんどが、既存の教員資格に基づいて設計されているため、コースによって入学要件として教育分野での学士号または教職分野の学士号が必要となる場合があります。
TESOLは英語を母国語としない生徒に英語を教える教授法の学問分野を指し、CELTAは英語を教えるための資格です。大学院で学位を取得できるTESOLコースをはじめ、語学学校でもTESOL関連プログラムを提供するなどTESOL関連のコースは多数あります。
通常、TESOL資格を取得するためには最低120時間を修了することが条件となります。TESOL資格は通常6~8週間で取得することが可能です。